タイヤ交換の手順、道具、注意点を解説

こんにちは、こんばんは。たっくんです。

11月に入って冬を間近に感じるようになってきました。

地域によってはそろそろタイヤ交換しなきゃ、

なんて考えている方も多いことでしょう。

そこで今回は元タイヤショップ店員の私が、

セルフタイヤ交換の方法を注意点とあわせて解説していきます!

1.タイヤ交換を始める前の準備

1-1.タイヤやナットの状態を確認

事前にタイヤやナットの状態を確認しておきましょう。

タイヤに亀裂やヒビが入っていないか、溝はちゃんと残っているかなどです。

タイヤの種類によっては回転方向が決まっているものもあるので

しっかり確認しておきましょう。

また、タイヤを車体に取りつけるナットも確認が必要です。

錆が出てはいないか、数は足りているかなどです。

ナットの形状にも種類があるので、ホイールとの当たり面と

形状が一致しているか確認しておきましょう。

1-2.タイヤ交換に必要な道具

タイヤ交換の際には、以下の道具を準備しておきましょう。

ジャッキ・・・車体を上げる

※車体重量に適した能力のものを使いましょう。

十字レンチorインパクトレンチ・・・ナットを緩めたり締めたりする

※インパクトレンチがあると力を使わずに済むので楽です。

やや高価なので後々でもいいとは思いますが。

空気入れ・・・空気圧を調整する

※オートストップ機能があると便利です。

トルクレンチ・・・適正な力でナットを締める

軍手・・・汚れやけがを防止する

※100均で十分。私自身セリアのものを使ってますが、手に馴染むし意外と長持ちします。

1-3.安全な作業スペースを確保

なるべく平らな、舗装された場所で作業をしましょう。

広さも余裕のあるスペースを確保できたほうがいいですね。

2.タイヤ交換の手順

それでは順を追ってタイヤ交換方法を解説していきます。

2-1.車が動かないようにする

AT車ならギアをPに、MT車なら1速もしくはRに入れて、

サイドブレーキもしっかりかけましょう。

輪止めもかけておくとなお良しです。

2-2.空気圧を調整

タイヤを外す前に装着するタイヤの空気圧の調整をしておきましょう。

最初にしておくことでパンクに気付くことができます。

車ごとに指定空気圧は違うので運転席ドアを開けたところに貼ってある

ステッカーで確認しておきましょう。

2-3.ジャッキアップ

次に車体をジャッキアップします。

一般乗用車であれば車体下に写真のような切り欠きや凹みのような

ジャッキアップポイントがあります。(一部車種を除く)

ここにジャッキの溝を当てて車体を持ち上げます。

タイヤが軽く地面と接地するぐらいまで車体を上げたら

十字レンチやインパクトレンチを使って、

ナットを軽く緩めておきます。

2-4.タイヤを取り外す

タイヤが少し地面から浮き上がるくらいまで車体を持ち上げます。

高く上げすぎるとバランスを崩したとき危険なので、

タイヤを外せるくらい上がれば十分です。

車体を上げたらナットをすべて外してタイヤを取り外します。

2-5.タイヤを取り付ける

タイヤを外したら、装着するタイヤを取り付けます。

ホイールの穴と車体側のボルト位置を合わせ、

奥までまっすぐ入ったことを確認したらナットをつけていきます。

このとき大事なのは2、3回に分けて対角線で締めることです。

そうすることで均等な力で締めることができます。

タイヤにガタがなくなる程度まで仮止めします。

2-6.ナットを本締めする

ナットを仮止めしたらタイヤが軽く地面に接地するまでジャッキを下ろします。

ジャッキを下ろしたら、トルクレンチを使って

仮止めのときと同様に2、3回に分けて対角線でナットを締めます。

締め付けトルクはメーカー、車種によって違うので

取扱説明書などで事前に調べておきましょう。

2-7.締め付けトルクの確認

ジャッキを最後まで下ろし、完全に車体が下りたらジャッキを外します。

締め忘れがないよう、最後にもう一度トルクレンチをかけましょう。

このときも対角線で締めていきます。

2-8.慣らし走行後の増し締め

タイヤ交換後は慣らし走行をして、異常がないか確認しましょう。

約100km走行後、ナットに緩みがないか、

再度トルクレンチを使って増し締めをしてください。

3.まとめ

今回はタイヤ交換の手順、注意点を解説しました。

タイヤ交換の方法を知っておくと、パンクなどのトラブル時に役立ちます。

またお店に頼まなくてもよくなるので節約にもなりますね。

正しい知識や手順を身につけて安全作業を行いましょう!

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